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<ニュージーランドで釣りましょう!!!>

 勿論、贅沢な事であり、時間とお金に余裕がなければできない事は重々承知で、ニュージーランドでのフライフィッシングをお勧めします。
 ニュージーランドは日本から釣りに行くのに、幾つかの有利な点があり、

Hat and hut
1) 日本と同じ右ハンドル車である事。これは楽です。
2) 時差が少ない事。サマータイムにもよりますが、3、4時間です。
3) ヘビがいない事。これは安心して釣りが出来ます。
4) 熊がいない事。これはもっと安心して釣りがで来ます。
5) アメリカ英語程聞き取りにくくない事。移民、特に英国系の移民が多く、言葉は聞き取り易いと思います。

 それでは予算はどれくらいかかるか、と言えば、まず航空券はピンからキリまでです。時間の余裕がある方は、トランジットを要するけれどかなり安いチケットを。時間の余裕が余りない方は直行便で、と言う事になります。2002年の時の会計が

1) ヘリ代(3日間)1650ドル(この時が1NZドル56円)
2) ガイド代(3日間)1500ドル(釣り人二人、一人当り)
3) 宿泊費(4日間)1000ドル(一人当り) 

 この他にレンタカー代、食品代等で一人1500ドルで、大体30万円くらいかかります。ただし、ヘリコプターフィッシングをしなければ、当然もっと低く押さえられる事になります。また、同行人数が多ければ、その分割安になります。

モハカ川のブラウン

2002年最大魚:82cmブラウン それでは、ニュージーでの釣りの必須条件は何か、と言えば、これはもう『良いガイドを雇う』と言う一点に尽きます。ガイド次第でその日の釣果、思い出の質まで変わります。こればっかりは人づてに情報収集をする以外にないでしょう。許される予算がどれくらいか、どう言う釣りをしたいか、釣りに経験はどれくらいか(これは正直に話した方が絶対に得します)、をガイドに話して、彼が提案するであろう幾つかの選択肢を検討して釣行地を決定する。これも楽しみの一つです。勿論英語が分るに越した事はありませんが、釣りの最中に使われる単語はそれほど多くはありません。その中で、是非覚えておきたい言葉に、 “ leave “ と言う言葉があります。『離れる』とか、『出発する』と言うような意味に使われる事が多い単語だと思いますが、釣りをしていて、キャストした後にガイドが “ leave “と言ったら、『そのままにしろ』という意味です。そのままにする、は決して ” keep “ではありません。フライが狙い通りのコースを流れて来ている時に良く “ leave “ と言われます。間違えてピックアップしないように気を付けなければいけません。私はどうも『離れろ』と言われているような気がして、最初の頃に良いコースを流れているフライをピックアップして、ガイドに怪訝な顔をされました。覚えておいて損のない言葉だと思います。
2003年最大魚:65cmレインボウ 2003年もニュージーに行きました。今回は完全に一人で行ったため、諸費用は高めになってしまいました。しかし、夏休みもなく、冬休みも2日半だったので、この『年中行事』だけは止められないのです。
 2月18日から23日まで、実釣日は3日です。今年はアメリカズ・カップが何度も延期されたように、異常気象だったのですが、第2日目は寒冷前線が2つ来て、一気に気温が下がり、何と初雪のおまけつきでした。1日目が24度、3日目が26度だった事を考えると、2日目の最高気温8度、最低気温1度は本当に真冬並みの寒さでした。それでも、3日とも釣果はあり、合計で22匹と四分の一でした。四分の一と言う魚は、大きい魚が釣れる事で知られるオタマンガカウ湖での二日めの釣果で、大きく合わせた所、魚が空を飛んで来てしまったもので、ガイドのKenが『ある意味ではこの湖の記録である』と言ったものです。Kenの認定で、『四分の一魚』になりました。最大魚は65cmのレインボウで、ラバーレッグセミフライに出たものです。
フリースの竿石井リール ちなみに今年のメインタックルはロッドがビアネ・フリースのバンブーロッド『メロディック、5番』で、リールはやまめ工房・石井氏作のラージアーバーリール。ティペットはダイワの4、6、8ポンドのフロロカーボンを使いました。リーダーはバリバスの新製品であった、Airsという、バット部分に空気の部屋を持ち、完全に浮くと言ううたい文句のものでした。Air cell を持つ事で強度的にどうなのか、不安でしたが、何も問題はありませんでした。さすがに日本製品の質の高さは凄いものです。ニュージーの(この形容詞は現地では Kiwi という言葉を当てます。)ガイド達は日本製品を非常に信頼していますが、手に入りにくく、私は行く度に使用したティペット、ドライシェイク等をプレゼントします。
Ken Drummond 今まで何人ものガイドと釣行しましたが、最近はもっぱら、Kenというガイドと一緒にいきます。Ken Drummond は50を少し過ぎたとても人の良いオヤジさんです。165cm程度の小柄ですが、体力はしっかりしており、2002年のシーズンには足の裏の骨を骨折したままガイドを続けると言う根性も見せました。奥さんのColleenは看護婦さんで、何かあった時に相談に乗ってもらえるので、心強いバックアップになってくれます。自動車がほとんど日本の中古車であるため、彼の車もやはり日本製の中古車です。マービー、ハイラックスと乗り継いで、今回の愛車はレガシーになっていました。
ヘリのお迎え Kenが住んでいる町、ツランギはオークランド空港から車で約5時間。右ハンドルなので、普通に運転できる人は問題なく車で行けます。日本からレンタカーの予約も出来ます。車種も指定できるので、釣りに便利な車を選ぶと良いでしょう。ただ一つ、大きく日本と異なる点があり、運転の際に注意が必要です。それは信号が余りない事で、市内は別として、ほとんどの交差点はロータリーになっており、自分から見て、右側から来る車が優先です。右から来る車には道を譲る( Give way )しなければいけません。これを忘れると大きな事故につながります。もう一つ、あて言えばパトカーは日本と全く違い、我々の走る道の大部分は白地に黄色と青の綺麗な車です。威圧感のない車で、ついつい見逃しがちです。日本人観光客の車が捕まっているのをたまに見かけるので、注意が必要です。市街地、郊外では速度規制が異なり、変わった途端にパトカー出現、なんて事は良くあります。クワバラクワバラ。

 宿泊はロッジを予約する、ガイドに頼んで予め安いサマーハウスを押さえてもらう等の手があります。いずれにせよ、自炊が基本になります。水は場所によって非常に硬い水になることがあり、おなかを壊してしまう事もあり、ミネラルウォーターの購入がお勧めです。

 ヘリによる釣りはニュージーでの釣りの大きな楽しみです。予算が許せば、是非お勧めします。ヘリで行く、と言う事は逆に言えば歩いていけない所であり、当然歩いてアクセスできる場所よりは魚がスレていない事になります。天気の良い日を選んで、ヘリで奥地に入る事をお勧めします。仲間の中には、天候の急変で川の急激な増水に会い、ビバークしてヘリによる救出を受けたものの、ヘリが山をこえられず、川沿いに海まで下りたところで燃料切れで不時着、なんて言う凄まじい経験を持っているものもいます。クワバラクワバラ。

にやける 人によって異なりますが、派手なカラーのラインを嫌うガイドがいます。Kenもその一人で、他には光るもの(時計、Pin On Reel、カメラ、クリッパー等)も見えないようにしろと言う指導を受ける場合があります。大きく育った魚はそれほどに用心深く、周囲の変化に敏感だ、と言う事の現れです。色々な理由で魚が警戒して沈んだり、物陰に隠れると、フライフィッシャーが一番恐れる言葉がガイドの口から発せられます。” Spook !! “ です。この『スプーク』という言葉を聞くと、フライフィッシャーの寿命が3日縮まります。聞きたくない言葉です、覚えておきましょう。クワバラクワバラ。


 アメリカ資本の流入で、ツランギ周辺の釣り事情が変化しつつあります。有名なトンガリロ・ロッジがアメリカ風に仕切り始めた事で、環境が変化してしまいました。トンガリロ・ロッジに泊まらなければ有名なMohaka川等で釣りができないようになりつつあります。おかげでKenも引っ越しをする事になりました。来年からはソルトのフライにも対応できる場所に私も行く事になります。また新しいニュージーランドに触れる事になります。た・の・し・み!!

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